こんにちは、平野です。
本年もいよいよ数えるほどになりました。
皆様、公私共々お忙しいと思いますが、如何お過ごしでしょうか?
今年最後のブログとなります。
12月22日は冬至です。
冬至といえば、柚子湯に浸かる日。
というイメージでしたが(実家暮らしのときは)、
設計業務に携わるようになってからは、一年の内で最も昼が短い日。
太陽が最も低い角度で弧を描く日。
ということで日当たりを考える上でひとつの指標にもなる日として
インプットされています。
そんな時期でも、太陽の光が1階の空間の奥まで
差し込むように考えた吹き抜けの窓からは、
レーザービームのような光が差し込んでいます。
現場レポートのコーナーでご紹介させて頂いている「秦野市TT様邸」
完成間際の状態です。
1階親世帯のリビングは、350mm床をかさ上げしたタタミコーナーに。
写真はまだ畳が入っていない状態ですが、
南側の開口部からは、明るい陽だまりが。
障子を閉めれば、その光が柔らかく拡散します。
2階世帯のリビングは、天井を屋根勾配なりに上げて開放感を出しました。
冬の午後の優しい光が差し込んでいます。
ウッドブラインドで外からの視線と日差しを調節し、
空間に落ち着きを与えてくれます。
2階の子世帯は、1階玄関から室内階段を上がって生活空間に入ります。
階段ホールは、暗がりにならないよう、壁と造作引戸は腰上をガラスにし、
リビングの明かりと気配が感じられるようにしました。
階段を昇りながら、ガラス越しに見えてくるリビング空間のワクワク感を
想像しながら設計させて頂きました。
日が短い冬だからこそ、
太陽の光が大変ありがたく感じられます。
優しい日の光が感じられると、
優しい気持ちで暮らせそうな気がします。
そんな暮らしを より多くの方にご提案できるよう
来年も精一杯取組んで参りたいと思います。
T様
また、お引越し後に暮らしぶりを拝見させて頂きに
お伺い出来ればと思っております!
今後とも末永いお付き合いの程 宜しくお願い致します。
それでは皆様、良いお年を迎えて下さい!
平野
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